ワイルドリフトのマップ上にはいくつかのものが存在しますが、これまで解説したミニオンと中立モンスターの他には「タワー」と「ジャングルプラント」があります。
この記事では、「タワー」と「ジャングルプラント」の仕組みについてについて解説します。
タワーの仕組み
タワーは各レーンに3本ずつ建っていて、相手の本拠地(ネクサス)にたどり着くためには、いずれかのレーンのタワーを3本破壊する必要があります。
タワーは、射程範囲に入ってきた敵に向かって攻撃をするだけでなく、周囲の視界を得ることができます。
そのため味方タワーの周辺は安全地帯ということになりますが、反対に、タワーがないそれ以外の場所では、いつ敵に襲われてもおかしくない、危険地帯ということになります。
ミニオンをファームすることは重要ですが、もし味方タワーから遠く離れた位置にミニオンが溜まっている場合は、敵に襲われる危険性から、時にはファームを捨てる判断も必要になります。
タワーを破壊して得られること
敵のタワーを破壊することで得られるメリットは大きく2つあり、「ゴールドを獲得できる」と「敵の安全地帯を減らせる」というメリットがあります。
ゴールドを獲得できる
タワー破壊時には、味方5人全員が100ゴールドを獲得できるだけでなく、破壊したタワーの周囲にいる味方に分配されるゴールドも獲得できます。
さらに、タワーは破壊時にだけでなく、耐久値を2/3に減らした時と、1/3に減らした時にも途中報酬としてもゴールドを獲得できます。
タワーの耐久値バーには、2/3と1/3の部分に印があり、残りの耐久値がそれらに達した時に、そのタワーの周囲にいる味方チャンピオンの間で、150ゴールドが分配されます。
具体的にもらえるゴールド量として、各レーンの外側にある一本目のタワーからは、以下のゴールドが得られます。
途中報酬で周囲に | 破壊時に全員に | 破壊時に周囲に |
150ゴールドを分配 x 2回 | 100ゴールド | 150ゴールドを分配 |
チーム全体に、150×2 + 100×5 + 150 = 950ゴールド をもたらすことになります。
敵チャンピオンをキルした時に得られるゴールドは350ゴールなので、ゴールド面で比較しても、タワーの破壊が重要であることがわかります。
各レーンの2本目、3本目のタワーから得られるゴールドも合わせると以下の表のようになります。
途中報酬で周囲に | 破壊時に全員に | 破壊時に周囲に | |
1本目 | 150ゴールドを分配 x 2回 | 100ゴールド | 150ゴールドを分配 |
2本目 | 125ゴールドを分配 x 2回 | 100ゴールド | 125ゴールドを分配 |
3本目 | 150ゴールドを分配 x 2回 | 100ゴールド | 150ゴールドを分配 |
また、その試合で一番最初にタワーを破壊した場合は、さらに150ゴールドのボーナスがタワーの周囲にいる味方の間で分配されます。
*ゲーム内でも「最初のタワーが破壊されました」とアナウンスされます
敵の安全地帯を減らせる
タワーを破壊すると単純にゴールドが得られるだけでなく、敵チームの安全地帯を減らすことができます。
安全地帯が減らされると、行動が制限されてしまい、ミニオンのファームがしづらくなったり、相手に容易に味方側のジャングルに侵入されてしまったりします。
例えば上の画像のように、ドラゴンレーンの1本目のタワーが破壊されている状況では、近くに守ってくれるタワーがないため、そこでファームをしていると横から敵に襲われてキルされてしまう危険性があります。
上のケースでは、あらかじめ設置していたトリンケットで敵を見つることができたため、襲われる前に逃げることができますが、そういった対策が必要になってきます。
特にマップの中心にあるミッドレーンのタワーの影響は大きく、破壊されると一気に危険地帯(ワードで視界をカバーする必要のある範囲)が増えてしまいます。
3本目のタワーを破壊すると
各レーンの3本目のタワーは「インヒビタータワーと呼ばれています。
インヒビタータワーは、敵の本拠地のすぐ外側にあって破壊するのが難しいですが、破壊できると「スーパーミニオン」と呼ばれる、強力な味方ミニオンが出撃するようになります。
このミニオンはかなり強くて、放置しているとミニオン単体でネクサスを破壊して試合終了、なんてこともあったりします。
そのため、インヒビタータワーを破壊してプレッシャーを与えることができれば、その隙にバロンを討伐したりして、相手に畳み掛けていきましょう。
ジャングルプラントの仕組み
「ジャングルプラント」とは、マップ上(主にジャングル内)に生えている植物のことを指します。
ジャングルプラントの位置と効果
ジャングルプラントに対して通常攻撃をすることができ、攻撃するとプラントの種類によって異なる効果を得ることができます。
ジャングルプラントは3種類あり、それぞれの詳細は以下の通りです
ハニーフルーツ
「ハニーフルーツ」は各レーンの1本目のタワーの隣と、ジャングルの川エリアに、マップ全体で合計8箇所に生えてくるプラントです。
ハニーフルーツを通常攻撃すると、中から実が3つ出てきて、それぞれ拾うことで体力とマナが回復します。
レーン戦で体力が減ってきた時などに使うという単純なものです。
減少体力とチャンピオンのレベルに比例して回復量が増えます。
ちなみに、ルーンの一つに「甘党」というものがあり、このルーンを設定すると、ハニーフルーツから得られる回復量が増加し、さらに実一つごとに20ゴールドもらえるようになります。
ブラストコーン
「ブラストコーン」は赤バフと青バフの近くに、両サイドに合計で4箇所に生えてきます。
ブラストコーンを通常攻撃すると爆発して、爆発の周囲にいるチャンピオンなどの全てのユニットが吹き飛びます。
吹き飛びを利用して敵から逃げたり、壁の向こう側に飛んで移動したりする時に活用できます。
スクライヤーブルーム
「スクライヤーブルームは、川に隣接しているエリアに、合計4箇所に生えてきます。
スクライヤーブルームに通常攻撃をすると、指定した方向の広範囲の視界を数秒間だけ得ることができます。
またその範囲内に、相手が設置した透明化したワードや、透明化したチャンピオンがいる場合は、それらも可視化することができます。
プラントの出現時間まとめ
プラント | 出現時間 | 破壊〜再出現まで |
ハニーフルーツ 第1タワー付近 | 00:45 | 2分 |
ハニーフルーツ ジャングルの川エリア | 03:00 | 2分 |
スクライヤーブルーム 全箇所共通 | 00:25 | 2分 |
ブラストコーン 青バフ付近 | 00:20 | 4分20秒 |
ブラストコーン 赤バフ付近 | 04:00 | 4分20秒 |
プラントに関するコツ
ジャングルプラントに関して、知っておくと便利な知識が他にもいくつかあるので、紹介します。
敵が近くにいてもプラントを優先して通常攻撃できる
ブラストコーンを使って敵から逃げたいという状況はよくあると思いますが、敵が近くにいる状態で通常攻撃ボタンを押しても、ブラストコーンではなくて敵チャンピオンに通常攻撃をしてしまいます。
そんな時は、「プラントボタン」をタップすることで、プラントを優先して攻撃することが可能です。
タワーを優先して通常攻撃する「タワーボタン」は、実はジャングル内に入ると、プラントを優先して通常攻撃をするボタンに変わります。
相手側にあるプラントは積極的に破壊しておく
ジャングルプラントは両チーム、それぞれがアクセスしやすい位置に、同じ数用意されています。
プラントにはそれなりの使用価値があり、それぞれのチームの側にあるプラントは、そのチームの財産といっても過言ではありません。
そのため、何らかのキッカケやチャンスがあるときには、相手側のプラントを破壊しておきましょう。
そうすると相手は、プラントを活用したいときに活用できなくなるので、相手チームの財産を削ったということになります。
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