ワイルドリフトのゲームの仕組みとして、『「LoL:ワイルドリフト」ってどんなゲーム?』と『試合の流れと意識すべきポイント』の内容で大体理解できると思いますが、他にも知っておきたいこといくつかあります。
この記事では、本格的にプレイし始めるにあたって、知っておきたい残りの必須知識に関して解説します!
マップ上の視界について
試合中のマップで、視界があるのは本拠地と、味方ユニット(ミニオン・チャンピオン・タワー)の周りだけで、それ以外のところは暗くて見えないようになっています。
視界がない場所では何が起きているかを確認することができず、どこで敵が待ち伏せしていてもおかしくありません。
敵がどこにいるかわからない時は、待ち伏せや奇襲をされる危険性があるため、なるべく消極的になる必要があります。
そのため、マップ上の視界がないと、こちらの行動が制限されてしまいます。
例えば、相手を倒せそうだなという時に、敵のタワーの近くまで前に出てしまうと、敵のチームメイトに横から奇襲をかけられる危険性があります。
ただ、もし敵がこちらに向かってきていることが事前に分かれば、近づいてきた時点で退くことができます。
もしくは、マップ上に敵チャンピオン5人全員の位置が確認することができれば、近くには誰もいないことがわかり、安心して前に出ることができます。
他にも、試合を有利に運ぶために重要なオブジェクト(ドラゴンやリフトヘラルドなど)の周りの視界が取れていることで、知らないうちに相手にこれらのオブジェクトを取られてしまうことを防げます。
このように、ワイルドリフトの試合では、マップ上の視界を確保することで相手チームの動きを把握することができ、その情報をもとに相手に有利をとることができます。
視界の確保にまつわるモノ
ワード(ワードトーテム)
試合開始時に全員が持つこのアイテムは「ワード」と呼ばれており、設置することでその周辺が照らされて視界を得ることができます。
ワードは設置して数秒で透明になり、相手チームからは見えなくなります。
そのため、設置した直後でない限り、そこにワードが置かれていることは、相手からはわかりません。
ワードは設置すると1分30秒間そこに残り視界を確保します。ワード上部の白いバーを確認すると、あとどれくらい持続するかを確認することができます。
ワードのクールダウン
ワードは2分間に一つチャージされて、最大で2つ同時に持つことが可能です。
スイープレンズ
スイープレンズは、相手の設置物(主にワード)を探知して無効化することが可能なアイテムです。
プレイヤーは上のワードか赤トリンケットのどちらかだけを持つことができ、試合中はいつでも、本拠地のショップに戻ることでワードと赤トリンケットに切り替えることができます。
赤ワードを使用すると10秒間、周囲にある透明化された敵ワードを可視化することができ、可視化されたワードは通常攻撃を3回加えると破壊することができます。
ワードの他にも、チャンピオンのスキルによって設置された敵のワナであったり、透明化したチャンピオン自体を可視化することも可能です。
赤ワードのクールダウン
赤ワードは一度使用するとクールダウンに入り、75秒後に再度使用できるようになります。
ブッシュ(草むら)
マップ上のいたるところにある草むら(「ブッシュ」と呼ばれています)は、中に入って隠れることができ、周囲から見えなくなります。
ブッシュの中に敵が潜んでいるかを確認するためには、実際に中に入って確認するか、ブッシュの中にワードを設置している必要があります。
ブッシュの中に隠れている敵は、こちらを待ち伏せて攻撃を仕掛けようとしていることが多いため、特に耐久性のないチャンピオンは無闇に中に入って確認しないようにしましょう。
プラントのやつ(スクライヤーブルーム)
マップ上には他にも、特殊な効果を持つ植物がいくつか生えていて、通常攻撃を加える効果を得ることができます。
回復することができたり、短い距離を飛ぶことができたりするものもありますが、例えば上記の水色の植物(スクライヤーブルーム)は攻撃をすると、数秒間だけ指定した方向の広範囲の視界を得ることができます。
その範囲内のブッシュに中だけでなく、設置された敵のワードを可視化した状態にすることもできます。
ワードの置き方のコツ
視界の確保にまつわるものは多くありますが、ワードは最も使用頻度が多く、全員が使うものであるため、基本的なワードの設置位置やコツをいくつか紹介します。
相手の奇襲を防ぐために
最も基本的で重要なワードの使い方としては、レーンでファームをしているときに、相手チームに奇襲をかけられるのを防ぐために使います。
相手からの奇襲を防ぐためには、こちらに攻め込んでくる時に通りそうな道にワードを置いておくことで、相手をマップに映し出すことができます。
バロンレーンやドラゴンレーンであれば、ジャングルの川のこれらの部分にワードを設置しておくことで、ほとんどの場合は相手を発見できます。
ミッドレーンの場合も、これらの部分に設置することで、ほとんどの場合は相手を発見することができます。
ミッドレーンの場合は両側から攻め込まれる可能性がありますが、ワードのチャージ時間と持続時間から、両方の視界を常に獲得しておくことはできません。
そのため、どちらか片側に設置して、ワードが設置されている方に寄ってファームをすると良いです。
こうすると、ワードを設置していない方向から敵が来ても、敵との間に十分な距離があるため、簡単に逃げることができます。
これらのワードの位置は最も基本的な設置位置になります。
相手のジャングラーの位置を特定するために、相手のジャングルに入り込んでワードを置きに行ったり、
上で示した位置のワードに映らないよう移動する敵もいるということを考慮した位置に設置したりなどもありますが、まずはこれらの位置を把握しておきましょう。
オブジェクトの周りに
ドラゴンやリフトヘラルドが出現しているときは、その周りの視界は確保しておきましょう。
ドラゴンなどのオブジェクトの目の前に置くだけでなく、その周辺において置くことで、そのオブジェクトに近づいていく敵も発見できます。
また、味方チームでオブジェクトを取ろうとしているときに、横取りを狙いに来た敵を事前に発見できるように上記の位置などに設置するのも良いでしょう。
通行量が多い場所に
どこにワードを置くかは、その状況次第ですが結局のところ、「ここに敵に来られたらイヤだな」という場所や、敵の通行量が多いところに置けると良いです。
反対に、上記のようにあまり敵が通ることない場所に置くのはあまり望ましくありません。
もちろん、タワーがどれだけ破壊されているかなど、試合の状況によって異なってきますが、プレイしていくうちに自分や味方がよく通る場所がわかるようになってくると思います。
例えば、自分がよく通るなと思う場所はやはり通行量が多いため、相手の立場になってそこにワードを仕掛けるというのも良いでしょう。
サモナースペル
サモナースペルは、チャンピオンそれぞれが持っている4つのスキルの他に、試合で使用できる技のことです。
サモナースペルの種類は合計で9つあり、使っているチャンピオンに関わらず、9つの中から2つを選択して使用します。
スペルの解説
スペルの解説に関しては、ゲーム内に動画付きのわかりやすい説明がついているので、以下の方法で確認してみてください。
なお、ここでは9つのスペルがありますが、「マーク」と「クレンズ」は「ランダムミッド」というゲームモード限定のスペルなので、それ以外のモードでは7スペルから選択することになります。
どのスペルを選べばいいか?
瞬間移動できる「フラッシュ」 が最も使い勝手がよく、ポテンシャルも最も高いです。
そのため基本的には全員が、フラッシュと何かもう一つを持つ、という場合がほとんどです。
もう一つのスペルはどれがいいか?
もう一つのスペルは、使用しているチャピオンに合ったものが良いですが、分からない場合はチャンピオンを選択した際に設定されているデフォルトのもので問題ないです。
ただ、ジャングラーの場合は必ず「スマイト」 を持ち、そうでない場合はスマイトを持ってはいけません。
スマイトは、ジャングルモンスターを倒すために必須なスペルですが、スマイトを持ってミニオンを倒すと、得られるゴールドが減ってしまうため、ジャングラーのみが持ちましょう。
また、ADCに関しては、できる限り長く生き残って火力を出し続ける役割があるため、身を守るための「シールド」 か「ヒール」 を持つようにしましょう。
ルーン
ルーンとは何か?
ルーンとは、チャンピオンの能力をカスタマイズできるシステムのことで、同じチャンピオンでもルーンを変えることで、プレイスタイルが変わります。
ルーンの設定には4つの項目があり、それぞれから一つずつ選択して完成させます。
一番上の項目は「キーストーン」と呼ばれており、最も効果が大きく重要です。
キーストンは合計で8種類あり、その中から一つ選びますがそれぞれの効果は以下の通りです。
電撃
3秒以内に同一の敵チャンピオンに3回ダメージを与えると、追加ダメージ与える効果を得ます。
25秒のクールダウンがあるため、何度も追加ダメージを入れれるわけではないですが、追加ダメージ量はそこそこ高いです。
瞬間的な火力が高いチャンピオンに適していて、「電撃」の効果が加わると強烈なダメージになります。
エアリー
敵にダメージを与えると「エアリー」を飛ばして追加ダメージを与え、味方にシールドを付与すると味方に「エアリー」を飛ばして追加シールドを付与する効果を得ます。
一度飛ばした「エアリー」は勝手に戻ってきますが、戻ってくるまでの時間は対象との距離に比例します。
「エアリー」が自分のもとに戻っていないと再度飛ばすことができませんが、上の画像のように、エアリーの位置は画面上で確認できます。
離れた位置から長射程のスキルで相手にジリジリダメージを与えるチャンピオンのダメージUPのためや、味方にシールド付与できるチャンピオンが使用します。
フェイズラッシュ
4秒以内に同一の敵チャンピオンに3回ダメージを与えると、自身の移動速度とスロウ耐性が3秒間大幅に増加する効果を得ます。
逃げる相手を追いかけながら継続的なダメージを与えるようなチャンピオンに適しているルーンです。
征服者
敵チャンピオンに通常攻撃か、個別のスキル(複数回ダメージを与えるようなスキルは1回とカウントします)を与える度にスタックが溜まります。
1スタック毎に攻撃力または魔力が増加し、5スタック溜まるとさらにダメージが増加(近距離型チャンピオンは10%増加・遠距離型は7%増加)するようになります。
スタックは、最後に敵に攻撃を与えてから6秒間しか残らないため、継続的に相手を攻撃し続けられるチャンピオンに適していて、継続火力のダメージを底上げすることができます。
フリートフットワーク
移動や攻撃をするだけでスタックが溜まっていき、最大スタックの状態で通常攻撃を行うと、体力を回復して移動速度が1秒間増加する。
主に、試合の序盤が弱いチャンピオンのためのルーンで、体力回復を利用して序盤でもキチンとファームを続けられるようにするために使用します。
チャンピオンごとに使用用途は異なりますが、移動速度の増加も活用できるようなチャンピオンに適しています。
不死者の掌撃
戦闘中に4秒ごとに、通常攻撃に追加ダメージがつき・自身の体力も回復し・最大体力も増加する、というナイスなルーン。
最大体力の増加量は「5」と固定されていますが、追加ダメージ(最大体力の3%)と体力回復量(最大体力の2%)それぞれ最大体力に比例するため、体力が多いタンク系のチャンピオンに適しています。
アフターショック
敵チャンピオンの移動を止める効果(スタンなど。詳しくは以下の「行動妨害効果」をご参考ください)を敵に与えると、数秒間だけ物理防御と魔法防御が大幅に増加し、防御増加の効果が切れた時に周囲の敵全員にダメージを与える効果を得ます。
スタンや打ち上げなどの、相手の移動を止めるスキルを多く持つタンク系のチャンピオンの場合は、上の「不死者の掌撃」より「アフターショック」の方が適しています。
生命の泉
敵チャンピオンにダメージを与えると4秒間持続するマークを付与し、味方がそのマークがついた敵にダメージを与えると、自身と味方の両方の体力を回復する。
常に味方と行動を共にするサポートチャンピオンに適したルーンです。
キーストーン以外のルーン
上記のキーストンの他にも3項目あり、同じように一つずつ選択します。
ルーンの効果に関しても、スペルの解説で紹介した方法でそれぞれ確認することが可能ですので、ここでの詳細な説明は省略します。
2列目のルーンは攻撃的な面のもので、攻撃力・魔力を上げるだけのシンプルなのもあれば、上のような少し複雑な効果のルーンもあります。
3列目のルーンは防御面に関するもので、主に防御力を高める効果を持ちます。
4列目のルーンは攻撃・防御以外に関するもので、マナやスキルヘイストを増加させる効果や、非戦闘時の移動速度を増加させる効果のルーンがあります。
どのルーンを選べばいいか?
ルーンは選択肢が多く、環境や相手チャンピオンに合わせて調整したりする場合もありますが、基本的にはチャンピオンごとに適したルーンの組み合わせがあります。
どの組み合わせが良いかを最初から判断することは難しいため、基本的にはデフォルトのまま使用しても全く問題ないです。
上級者の方でも、普段使用しないチャンピオンの場合はどのルーンがベストかわからないことが多いです。
ただ実は、それぞれのチャンピオンの熟練度トップのプレイヤーの設定を真似することができます。
- ランキングを開く
- 「チャンピオン」をタップして、対象のチャンピオンを選択する
- 本のアイコンをタップすると、そのプレイヤーのビルドを見ることができ、そこから「コピー」することができる
こうすることで、ルーンだけでなく、サモナースペルとアイテムの設定もコピーされるため、ビルドに関して間違うことはほとんどありません。
行動妨害効果
チャンピオンのスキルには、シンプルにダメージを与えるだけでなく、相手をスタンさせて移動できなくさせるものもあります。
こういった、相手の行動を制限するスキルの効果を「行動妨害効果」と呼びます(一般的には「CC」と呼びます)。
ワイルドリフトでは、さまざまな種類の行動妨害効果(CC)があるため、ここで簡単に解説したいと思います。
スロウ・スネア・スタン・ノックアップ
一部の例外を除き、行動妨害効果は大きく分けて4種類あります。
スロウ
「スロウ」は相手の移動速度を低下させるという、わかりやすい効果です。
スロウを受けたたチャンピオンは逃げ足が遅くなったり、相手への追い討ちが難しくなります。
ちなみに、スロウを付与してもルーンの「アフターショック」の効果は発動しません。
アフターショックの発動条件は、移動を止める必要があるため、以下のスネア〜ノックアップを与える必要があります。
スネア
「スネア」を受けたチャンピオンは、その場から移動できなくなりますが、通常攻撃や移動が伴わないスキル・スペル等の使用はできます。
スネアを与えても、近接攻撃しか持たない相手でない限り、反撃をしてくるので注意しましょう。
スタン
「スタン」を受けたチャンピオンは、移動・攻撃・スキルの使用等ができなくなります。
反撃することもできないため、相手をスタンさせることができれば、一気に畳みかけるチャンスです。
チャーム・タウント
スタンタイプのCCで、相手の移動・攻撃・スキルの使用を封じるだけでなく、強制的にこちらに向かって移動させるものもあります。
アーリ のハートを投げつけるスキルなどは、「チャーム」と呼ばれていて、移動・攻撃・スキルの使用を封じる上に、強制的にこちらに向かって移動させます。
他にも「タウント」と呼ばれる、強制的にこちらに向かって通常攻撃をさせる、という効果を持つスキルもありますが、基本的にこれらはスタンと同じようなものと認識しても問題ありません。
スロウ・スネア・スタンに関しては、それぞれ「行動妨害耐性」によって効果時間を短くすることができます。
アイテム(ブーツ)の「マーキュリーブーツ」 やルーンの「ハンター・巨人」 で行動妨害耐性を得た相手をスタンさせても、すぐにスタンから復帰してしまうので、油断しないようにしましょう。
ノックアップ
「ノックアップ」は相手を物理的に吹き飛ばして、飛んでいる間はスタンと同じように全く行動ができなくなります。
スタンとの違いは、行動妨害耐性があってもノックアップの時間を短くすることができないという点です。
そのため、ノックアップさせることでどんな相手でも数秒間、無効化させることができる最強のCCです。
また、ノックアップは相手をその場で上に打ち上げるものが多いですが、吹き飛ばして自分から遠ざけたり、自分に引き寄せたりするタイプのものもあります。
その他の行動妨害効果
その他にも「サイレンス」と呼ばれる、相手のスキル・スペルの使用だけを制限する効果や、通常攻撃が命中しなくなる効果など、あらゆるものがありますが、初めはまず上記の【スロウ・スネア・スタン・ノックアップ】の4つを把握しておきましょう。
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