ここでは、ワイルドリフトの試合がどのような流れで進んでいくか、そして試合の中で意識しておくべき重要なポイントについてまとめています。
マッチングしたら
ポジションを決める
マッチングしたらまず、メンバーそれぞれのポジション(担当するレーン)を決めます。
ポジションは以下の5種類あり、被らないように5人それぞれが異なるポジションにつきます。
- バロンレーン(ソロレーンやトップレーンと呼ばれることもある)
- ミッドレーン(マップ中央のレーン担当)
- ドラゴンレーン(ADCとも呼ばれている)
- サポート(序盤はADCのサポートとして、一緒にドラゴンレーンに行く)
- ジャングル(マップ上のレーン以外の部分にいるモンスターを狩る)
「対人戦」と「ランク戦」では、事前にそれぞれが希望するポジションを設定することができ、マッチングした段階で一人ひとりにポジションが自動で割り当てられます。
ただ、AI戦の場合は自動で割り当てられる機能がないので、マッチングしたら左下のボタンから、希望するポジションを宣言しましょう。(マナー的な部分なので、実際には宣言しない人も多いですが)
希望ポジションが被ったりして、おかしなチーム編成になってしまうこともありますが、AI戦は基本的に練習するためのモードなので、そこまで深く気にせず、使いたいチャンピオンを選びましょう。
試合開始直後
試合が開始してから10秒すると、両チームの本拠地から「ミニオン」と呼ばれる兵隊が出撃します。
ミニオンは25秒ごとに出撃を繰り返して、一度に出撃するのは4体です。
倒れるまで前進し続け、敵のミニオン・チャンピオン・タワーを見つけると攻撃をします。
ファーム
試合の序盤で最も重要なことの一つが「ファーム」です。
ファームとは、敵のミニオンを倒して経験値とゴールドを集めていくことを指します。
(「Farm」や、「CS」と呼ばれることもあります。)
特にゴールドに関しては強さに直結するため、相手よりゴールドを多く稼いだチームが基本試合に勝ちます。
経験値
敵ミニオンから得られる経験値は、敵ミニオンが倒れた時に、近くにいるだけで手に入ります。
「近く」とは、通常攻撃ボタンの長押しで表示される黄色い円のマークが届く範囲内です。
上の画像のHPが少なくなっている敵ミニオンは、黄色いマークより遠くにいるため、もう少し近づかないと経験値を獲得できません。
ゴールド
ゴールドに関しては、経験値と少し違って、近くにいるだけでは一部しか手に入りません。
ミニオンからゴールドをフルで手に入れるには、体力が減ってきたミニオンにトドメを刺す必要があります。(「ラストヒット」と呼ばれます)
ラストヒットをうまく取り続けることで、敵プレイヤーより多くのゴールドを集めることができるので、アイテム(装備)で差をつけることができます。
そのため、使用しているチャンチャンピオンのスキルや通常攻撃の威力を把握して、できる限りラストヒットを逃さないように意識しましょう。
また、敵ミニオンが倒れた時に近くにいないければ、本来獲得できたはずの経験値とゴールドが手にはいらないので、なるべくレーンを空けないようにしましょう。
ファーム中に戦闘が発生することも
ゴールド獲得のためにファームをすることは大切ですが、敵チャンピオンを倒す(キルする)ことで一度に大量のゴールドを獲得することも可能です。
そのため、レーン上でお互いに黙々とファームをし続けるだけということはなく、隙があれば相手をキルするために攻撃を仕掛けることもあります。
敵チャンピオンをキルすると、基本的には350ゴールド*手に入ります。
*キルした相手が、連続キルを獲得していた場合はもらえる量が増え、連続でデスをしていた場合はもらえる量が減ります。
それに加えて、キルされた方はしばらくの間ファームすることができなくなるため、実質500ゴールド以上の差が生まれたりします。
もし序盤にキルされてしまったら
試合の序盤では、1キルされるだけでも不利になってしまいます。
ただ、試合が進んでアイテムが揃ってくると、ほとんど誤差の範囲内になります。
なので、序盤でキルされても焦らず、きちんとファームを続けましょう。
やり返そうとして戦闘をしかけて、また相手にキルされてしまうと、取り返しのつかない程の差になっていってしまうので気をつけましょう。
それぞれのプレイヤーが稼いだゴールドはこの画面で確認することができます。
チャンピオンの相性などはありますが、基本的にゴールド差が大きい相手とは無理して戦わないようにしましょう。
例えば、画像の「マルファイト」と「シンジド」の間には、1,000ゴールド以上の差があることがわかります。
ジャングル
5つのポジションの中には、ジャングルというポジションがあります。
ジャングラーは、どこかのレーンでファームすることはなく、ジャングル内(上の画像のオレンジで囲ったエリア)に生息している野生のモンスターを倒してファームしていきます。
モンスターは、いたるところに生息しているため、ジャングラーはマップ上を動き回っていくことになります。
また、ジャングル内は視界がないため、敵のジャングラーがどこにいるのかがわかりません。
そのため、敵のジャングラーの居場所がわかっていない状況では、いつ敵ジャングラーに襲われてもおかしくないので、注意する必要があります。
例えば上の画像のように、相手のタワー下まで深く攻め込んでしまうと、敵のジャングラーに横から襲われてしまう危険性があります。
ジャングラーは他のレーンと比較して、かなり自由に立ち回ることができ、戦況に合わせて行動を変えていく必要があります。
そのため、あまり初心者向けではありませんが、もしチャレンジしてみたい場合は、以下のガイドを参考にしてみてください!
【ジャングルの立ち回り:準備中です・・・】
試合開始から4分
ドラゴン(ドレイク)
試合開始から4分経つと、「ドラゴン」と呼ばれるモンスターがマップ上に出現します。
ドラゴンを倒す(ラストヒットする)と、倒したチーム全員が永続的にステータスの強化(バフ)を獲得します。
ドラゴンには4種類いて、それぞれから得られるバフには違いがあります。
- インフェルノドレイク:与えるダメージが増加する
- クラウドドレイク:移動速度が増加する
- マウンテンドレイク:耐久力が増加する(シールドを獲得)
- オーシャンドレイク:体力吸収を獲得する(与えたダメージの数%分回復する)
バフの効果は試合が終わるまでずっと続くため、チャンスがあればドラゴンは取っておきたいです。
ただ多くの場合は、ドラゴンが出現すると両チームが集結して、ドラゴンの争奪戦が起きたりします。
ドラゴン争奪戦に備えるために、3分後半あたりのキリがいいところで一旦リコールして、溜まったゴールドでアイテムを買いに行くのも良いでしょう。
なお、出現するドラゴンの種類は、毎試合ランダムになっていて、ドラゴンを倒してからまた4分後に、まだ出現していない他の種類のドラゴンが再び出現します。
ドラゴンについては、以下の記事で詳細に解説しているので、参考にしてみてください!
リフトヘラルド
試合開始から4分、ドラゴンと同じタイミングで「リフトヘラルド」というモンスターが出現します。
リフトヘラルドに関しては、倒してもバフを得ることはできませんが、敵のタワーの破壊に役立ちます。
リフトヘラルドをラストヒットで倒すと、倒したチャンピオンがリフトヘラルドを捕獲し、好きな場所で放出することが可能です。
放出されたリフトヘラルドは、ミニオンと一緒にレーンを前進していき、敵のタワーに大ダメージを与えていきます。
リフトヘラルドのに関しても、以下の記事でもう少し詳細に解説しています!
中盤(試合時間:〜13分あたり)
ドラゴンの出現や、タワーの破壊などでマップの状況が変わってきますが、中盤以降も引き続きファームをしていく必要があります。
ただ、試合序盤と全く同じようにファームすることはできません。
例えば上の画像のように、ドラゴンレーンの1本目のタワーが破壊されている状況では、近くに守ってくれるタワーがないため、横から敵に襲われてキルされてしまう危険性があります。
もしマップ上に視界がないと、どこに敵が潜んでいるか分からないため、「トリンケット」 を設置してその周辺の視界を確保することが重要です。
上の画像では、あらかじめ設置していたトリンケットで敵を見つることができたため、襲われる前に逃げることができました。
中盤以降の立ち回りは複雑
また、中盤からは担当レーンという概念が薄くなってきて、ADCがミッドレーンにきてファームしたり、隙を見て敵側のジャングルのモンスターをファームしたりすることもあります。
このように、試合の中盤ではマップの状況が変わってくるため、その場に合わせて立ち回る必要があります。
中盤以降の立ち回りは複雑で、簡単に説明することはできないですが、基本的には:
タワーやドラゴンなどのオブジェクト*を取る時には集まり、それ以外の時は空いているレーンに行って素早く敵ミニオンを処理する
というような動きだけはまず意識しておきましょう。
*「オブジェクト」とは、試合を有利に進めていくために、取っていきたい対象のことを指します(タワーやドラゴンなど)
ポジションごとの立ち回りに関しては、以下の記事でもう少し詳細に解説しているので、参考にしてみてください。
【ポジションごとの立ち回り:準備中です・・・】
終盤(試合時間:13分ごろ〜)
試合の終盤では、さらに注意深く行動することが求められます。
まず、それぞれのチャンピオンが持つアイテムが増えてきて、1発ごとの攻撃の威力がかなり高くなってきます。
例えば、耐久性が低いADCなどのチャンピオンは、1〜2秒もあればキルされてしまうので気をつける必要があります。
また、キルされてから復活するまでの時間が長くなるため、その間にドラゴンなどのオブジェクトを相手チームに取られてしまい、そのまま試合に負けてしまうなんてことも多いです。
というのも、試合終盤では以下の3つの重要なオブジェクトがあり、どれもかなり強力な効果があります。
バロンナッシャー
試合開始から13分経つと、リフトヘラルドがいた場所にこのモンスターが出現します。
ドラゴンやリフトヘラルドと同様、ラストヒットをとったチームは大きな恩恵を受けます。
バロンは簡単には倒せない
ただバロンは、ドラゴンやリフトヘラルドよりも遥かに強力で、体力が少ない状態で討伐しようとすると、返り討ちにされてしまうこともあります。
そのため、出現したからといってすぐに討伐しようとせず、敵チームの何人かを倒して、人数有利があるような時に討伐を試みるようにしましょう。
討伐できた時に得るバフは超強力
バロンは討伐するのが難しい分、討伐できた時に得られるバフはかなり強力です。
- チーム全員の攻撃力と防御力が大幅に増加
- 近くにいる味方ミニオンの攻撃力と防御力も増加
- リコール(本拠地にワープする)速度が速くなる
特に味方ミニオンが強化されると、相手のタワーを簡単に破壊できるようになるので、一気に本拠地に攻め込むことが可能です。
ただ、バロンから得られるバフは強力すぎるため、バフを得てから2分経つか、敵に倒れてしまうとバフの効果がなくなります。
そのため、バフを得たチームは2分の間にどんどんタワーを破壊して、チャンスがあれば積極的に戦闘を仕掛けていきましょう。
反対に相手にバロンバフを取られてしまったチームは、無闇に戦おうとせず守備に専念し、2分経つのを待ちましょう。
エルダードラゴン
ドラゴンは倒す度に、倒した4分後に別種類のドラゴンが再出現しますが、試合時間12分以降にドラゴンを倒すと、その4分後に出現するドラゴンは「エルダードラゴン」と呼ばれる、強化されたドラゴンになります。
エルダードラゴンのマークは、通常のドラゴンマークの下にクワガタの角のような形がついているものになります。
また、通常のドラゴンより一回りサイズが大きいので、簡単に見分けがつくと思います。
エルダードラゴンは、普通のドラゴンより少し討伐するのが難しいですが、得られるバフはかなり強力です。
バロンのバフほどではありませんが、通常のドラゴンと同様に試合終了まで効果が続くので、バロンと同じくらい重要なオブジェクトです。
バロンやエルダードラゴンに関しても、以下の記事でもう少し詳細に解説しているので、参考にしてみてください!
インヒビタータワー
それぞれのレーンの3本目のタワーは「インヒビタータワー」と呼ばれています。
インヒビタータワーは、敵の本拠地のすぐ外側にあって破壊するのが難しいですが、破壊できると「スーパーミニオン」と呼ばれる、強力な味方ミニオンが出撃するようになります。
このミニオンはかなり強くて、放置しているとミニオン単体でネクサスを破壊して試合終了、なんてこともあったりします。
ただ強力すぎて、敵ミニオンをどんどん倒してしまうので、こちらがファームするミニオンがいなくなってしまうというデメリットもあります。
そのため、インヒビタータワーを破壊してプレッシャーを与えることができれば、その隙にバロンを討伐したりして、試合を終わらせられるように畳み掛けていきましょう。
まとめ
- 試合の序盤では、できる限り多くのミニオンのラストヒットを取って、効率よくゴールドを集めましょう。
- 敵チャンピオンを倒したりして隙が生まれた時は、積極的に「相手タワー」や「ドラゴン」、「リフトヘラルド」などのオブジェクトを狙っていきましょう。
- 中盤以降もファームを続ける必要がありますが、マップの状況が変わってくるので、できる限り敵の位置を把握して、状況に合わせて立ち回りましょう。
- バロンやエルダードラゴンが出現している試合の終盤では、たった一つのミスで戦況をひっくり返されててしまうリスクがあるので、注意深く行動しましょう。
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